台風と風

季節的に台風について書かせて頂きます。
台風の風は一般的に中心に近い程強くなります。

天気予報で台風発生時のテレビのニュースを見ていますと台風発生予想図が出ると思いますが 今後進むと思われる範囲を白い実線と点線で囲んで示してあります。

日時と共に示される点線の 円の中に台風の現在位置が×で示せれていますが点線の円は台風の中心が70%の確率で存在する 可能性を持つ範囲でこれを予報円と呼びます。

むつかしい定義はさておき風速何メートルで どんな事が起こるかだけ今回は記させて頂きますので台風が来た時の予想と避難時の参考として 頂ければと思います。

風速(秒速)と被害の目安・・・・。
10m/s 樹木が激しく揺れ、電線などがぴゅうぴゅうと鳴る。雨傘が壊される。
15m/s 取付の悪い看板が飛ぶ事がある。
20m/s 大人が体を60度くらいに傾けないと立っていられない。
子供は飛ばされそうになる。
25m/s 屋根瓦が飛ばされる。樹木が折れる。煙突が倒れる。
30m/s 雨戸または屋根が飛ばされる事が有る。
耐震基準以前(不適格建造物)の家が倒れる。
電柱が倒れる事がある。(因みに現実には大人は立って歩けません)
35m/s 自動車や列車の客車が倒れる事がある。
40m/s 大人が身体を45度に傾けないと倒れる。小石が飛ぶ
50m/s 大体の木造家屋が倒壊する。樹木は根こそぎになる。
コンクリートブロックが動く。
60m/s 鉄塔が曲がる事がある。
75m/s 窓ガラスが割れ、中のものが全て出される。
100m/s 竜巻レベル、家を全て持っていかれ生死を分ける危険な状態。

基本的に雨戸が有る場合は締めて頂き、窓ガラスに養生テープを張りますと 万が一ガラスが破損した場合の飛び散り防止になります。またカーテンを閉めて破損時の ガラス飛び散り防止になりますのでその様にして頂き 台風が過ぎるまで窓に近づかない様にしてください。

最近台風の積乱雲により今までなかった竜巻注意報が出る様になりました。 先日の台風10号におきましても名古屋西部で注意報が出ましたがここ数十年におきまして 私の記憶では無かった様に思います。

雨の降り方(ゲリラ豪雨)等々も含めまして何かがおかしい気が してなりません。台風発生時の風速による現象を参考にされ十分に自助・共助頂ければと思います。

© 2024 有限会社グローバル

ユーザー情報を使用してログイン

情報を忘れましたか?